コレクション: 太田哲三窯(福岡県)

太田哲三窯とは

福岡県の現在の朝倉郡東峰村で焼かれている伝統の「小石原焼」。1682年に筑前福岡藩の三代目藩主が磁器の生産が盛んだった伊万里にならい、焼物を作り始めたのが起源。小石原の技術を持った陶工たちが山を越えて小鹿田に渡ったことから、小鹿田焼とは兄弟窯とされている。小石原焼は「飛び鉋」や「刷毛目」と呼ばれる技法を用いた、整然としながら温かみのある柄が特徴。現在も約40軒の窯元が構えています。そんな小石原焼にあって、民藝の流れを汲んだものづくりに励んでいる「太田哲三窯」。哲三さんと息子の圭さんの二人三脚で、小石原の伝統を受け継ぎ、用途に忠実なもの作りを続けています。

小石原焼とは
福岡県の現在の朝倉郡東峰村で焼かれている伝統の焼物。1682年に筑前福岡藩の三代目藩主が磁器の生産が盛んだった伊万里にならい、焼物を作り始めたのが起源。小石原の技術を持った陶工たちが山を越えて小鹿田に渡ったことから、小鹿田焼とは兄弟窯とされている。小石原焼は「飛び鉋」や「刷毛目」と呼ばれる技法を用いた、整然としながら温かみのある柄が特徴。現在も約40軒の窯元が構えている。

太田哲三さんとは
1950年、太田熊雄氏の三男として生まれる。佐賀県立有田工業高校窯業科を卒業後、父・熊雄氏に師事。七年間の修行ののち、1975年に分家を許されて現在地にて独立。その後、日本民芸館展、西日本陶芸展、日本民芸公募展、日本陶芸展など多数入選。2021年には「現代の名工」にも選ばれている。

太田圭さんとは
1974年、哲三氏の長男として生まれる。佐賀県立有田窯業大学校ろくろ研修科卒業後、父・哲三氏に師事。日本民芸館展入賞、日本民芸公募展入賞、日本陶芸展入選など多数入選。父・哲三さんと二人で小石原焼の伝統や技法を守りながら器づくりを続けている。

太田哲三さん・圭さんへのインタビュー