コレクション: ふもと窯(熊本県)

小代焼 ふもと窯とは
熊本県の小岱山麓で約400年前から続く、九州を代表する小代焼。鉄分の多い小代粘土を使った素朴で力強い作風で知られており、現在は荒尾市・南関町を中心に11の窯元が古くからの技術・技法を継承している。2003年に国の伝統的工芸品に指定。
その小代焼を代表するのがふもと窯である。初代・井上泰秋氏は現在日本民藝協会会長を務めており、2代目の尚之氏はスリップウェアの名手として名を馳せている。2024年よりふもと窯での作陶を始めた亮我氏にも注目の若手として期待が集まっている。2024年にふもと窯の海鼠釉8寸皿、海鼠釉丼、白掛汲みだし他が、日本民藝協会賞を受賞。

井上泰秋さんとは

1941年生まれ。小代焼の第一人者で、1965年にふもと窯を開き、息子の尚之氏、孫の亮我氏と共に作陶を続けている。2023年より日本民藝協会の会長も務める。

井上尚之さんとは

1975年生まれ。熊本デザイン専門学校を卒業後、小石原焼 太田哲三氏に師事。4年間の修行ののち、2000年よりふもと窯へ戻り、父・泰秋氏のもとで従事。以降、スリップウェアを中心に作陶を続けている。
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井上亮我さんとは

2000年生まれ。短大を卒業後、現在の民藝界を牽引する最重要人物のひとりであり絶大な人気を誇る岩井窯・山本教行氏に師事。2年半の修行ののち、2024年よりふもと窯へ戻り父・尚之氏のもとで作陶に励んでいる。

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